【感動!】OnebyESU JFF Ti V2 チタンディスクロード 上品な乗り味の至極の1台をレビュー

こんにちは!
ロードバイク歴15年のzawaと申します!
今回はお世話になっているショップのオーナー様よりOnebyESUさんのチタンディスクロード「JFF Ti V2」をお借りし試乗をしてきましたのでインプレッションをお届けします。私自身このバイクへの乗り換えを検討しているため試乗車のパーツアッセンブルもこだわらせていただきました。購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
(筆者の身長は167cm 体重58kg)

結論から申し上げますとJFF Ti V2は上質な乗り心地とタメのあるペダリングフィールが一踏み毎に繋がっていく官能的な1台でした。昨今のカーボンディスクロードはとても速く楽しいバイクが多いです。一方、乗り味がソリッドで脚が削られるスピードが早いと感じる方もいらっしゃるかと思います。そのようなディスクロード環境下でJFF Ti V2は脚当たりが良く、踏み続けるようなシチュエーションでも最後まで踏み切ることができる絶妙な剛性感のロードバイクです。パーツアッセンブルによっては軽快性も充分。そのため、身体に優しく長く愛せるバイクをお探しの方にピッタリな1台だと思います。

目次

JFF Ti V2について

上質なチタンを快適に愉しむ オールアラウンド モデル

オンオフ快適に対応するオールアラウンドバイクに相応しい上質な乗り心地を実現したJFFチタンディスクフレームのセカンドバージョン「V2」

素直な踏み出しから伸びやかな巡行へと導かれ、直進での安定感とコーナーでの優れた操舵性に引き込まれる。ダウンヒルや時にグラベルでも車体前後の落ち着きによってバランスを保ち、持続的なエネルギーを生み出す。まるで筋骨とフレームの弾力が合致するような感触を憶えライダーを次の道へ誘ってくれる・・・それがJFF Ti V2です。(公式サイトから引用)

https://onebyesu.tokyo-san-esu.com/category/frames/jff_ti_v2.html

販売価格はフレーム&OBS-RBD1.25THで税込み¥435,600(本体¥396,000)です。

試乗車の構成について

■フレーム&フォーク&ホイール&タイヤ
フレームサイズは51でフロントフォークはOBS-RBD1.25TH 700C カーボンフォーク。ホイールはFULCRUMのSpeed 25 DBにVELOFLEXのCorsa EVO TLR 28Cを組み合わせております。

フレーム:カタログ重量約1,483g(510参考値)
OBS-RBD1.25TH 700C カーボンフォーク:カタログ重量約515g
Speed 25 DB:カタログ重量1,285g リムハイト26mm アウター幅27.6mm インナー幅21mm
Corsa EVO TLR:カタログ重量265g 320TP

■コンポーネント&クランク
コンポーネントはUltegra Di2 R8170シリーズでクランクはラ・クランクの167.5mm。

Ultegra Di2 R8170:カタログ重量2,777g
ラ・クランク:カタログ重量584g(クランク本体のみ 140mm参考値)

■ハンドル&ステム
ハンドルはOnebyESUのジェイカーボン グランモンロー SLの400mmでステムは同じくOnebyESUのスージーステム120mm。

ジェイカーボン グランモンロー SL:カタログ重量198g(400mm参考値)
スージーステム:カタログ重量143g(90mm参考値)

■サドル・シートポスト
サドルはOnebyESUのナローサーティー ワイドナロウでシートポストは同じくOnebyESUのカーボン ムンク VDS シートポストでオフセット25mm。

ナローサーティー ワイドナロウ:カタログ重量298g
カーボン ムンク VDS シートポスト:カタログ重量212g(クランプ30mm参考値)

試乗車の重量

トータル8.03kg(ボトルケージレス)。
軽量パーツを取り入れることで7.5kg前後は狙えそうです。充分に軽量ですね。

インプレッション レビュー

  • 振動減退性が高く上質な乗り味。とにかく快適。
  • 剛性バランスに優れ気持ちの良いペダリングフィールが得られる。
  • 振りの軽さは平均的な印象。重たさは感じないもののホイールとの相性による可能性がある。

東京の多摩川サイクリングロードと多摩市の連光寺坂を走り走行性能を確認いたしました。乗り始めて一番最初に感じたのはとにかく乗り心地が良いことです。綺麗に整備された路面では振動をほとんど感じず、荒れた路面でも振動減退が早くシルキーな乗り心地で思わず笑みがこぼれます。私の普段の愛車はOltre XR4 DiscでCV(カウンターヴェイル)搭載の振動除去性に優れたモデルですが、感覚としてはそれと同等かそれよりも優れているぐらいに感じました。もちろんパーツ構成によって抱く印象が変わるので一概に言えない部分がありますが、これがチタンの乗り味かと感激いたしました。

また、ペダリングが気持ちよくシチュエーションを選ばず推進力が得られる印象です。連光寺坂は頂上まで5分も掛からない短い坂ではありますがタメや粘りがあったためペダリングの繋がりがはっきり分かり頂上まで高トルクで踏み抜きやすい印象でした。個人的にはリムブレーキのペダリングフィールに近い感覚を抱きました。特にリア側の感触がよく、中間から横に扁平しているチェーンステイの形状が一役買っていると感じます。それにしても美しい仕上がりです。素人でも加工技術の高さを感じます。

試乗車の重量は8kgありますが重たさはあまり感じず、バイクの振りも一般的なカーボンバイクと同等に感じました。これはハイトの低い軽量ホイールを履いていることもあるでしょう。一方、リム重量が450gほどあるホイールだと少し重ダルさを感じるかもしれません。連光寺坂も4分強で頂上に行けたため短い登りにおいてデメリットはないですが、長い登りは試すことができなかったため確認でき次第追記させていただきます。おそらくですがそこまでネガティブな印象は抱かないと想定しております。

その他

また、OBS-RBD1.25THフォークはスルーアクスルの軸位置を前後に入れ替えることができる面白い機構が備わっております。画像の黒いパーツを反転させて嵌めることで軸位置を変えられる仕組みです。一般的にフォークオフセットが長くなるとトレイルが短くなりハンドリングがやや機敏になります。一方、オフセットが短くなるとトレイルが長くなり直進安定性が増します。今回は画像の通りオフセットを長くする仕様で走りましたが、いつでも変更することができるます。そのため、走るコースに合わせて都度オフセットを変更することでシチュエーションに合わせた走り方ができるのもJFF Ti V2の魅力です。フォークをいちいち変えなくてよいわけです。

また、付属するダストカバーは非常に薄いためハンドル位置をなるべく下げたい方にとっては嬉しい仕様なはずです。スージーステムと合わせることで低い位置のハンドル高を実現することができます。

1点注意したいのは外装ケーブルが取り回し上どうしてもフレームまたはフロントフォークを擦ってしまうこと。そのため、ここはあらかじめ保護シールを貼る必要があります。試乗車も少し擦れておりました。

まとめ

JFF Ti V2をおすすめしたい人

  • コストパフォーマンスに優れたチタンロードを探している方
  • メインのレースバイクがあり、サブバイクでもう1台所有したい方
  • 現在のディスクロードを過剛性と感じており、もっと足当たりの良いロードバイクを探している方
  • 人とは異なるロードバイクを所有したい方

JFF Ti V2に乗ってみたことで私自身ますます所有したい欲が湧いてきました。そして、他社チタンディスクロードと比べてもコスト面も優秀であり、40万円強で手に入ることも魅力の1つです。重量もそこそこ軽く、シルキーな乗り味のバイクをお探しの方にぜひおすすめしたいロードバイクです。

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